将棋の渡辺明九段(40)が2日、令和6年「秋の褒章」において紫綬褒章を受章した。知らせを受けた渡辺九段は、会見で「想像していないことで驚いた」と率直な思いを語った。
紫綬褒章は、長年にわたり学術・芸術上の発明、改良、創作に関して実績の著しい者に受章される。将棋界での褒章受章者は16人目となる。
過去の褒章受章は、初の受章者となった木村義雄十四世名人のほか、升田幸三九段、大山康晴十五世名人、加藤一二三九段、谷川浩司十七世名人、さらに2018年に羽生善治竜王(当時)ら。渡辺九段の40歳での受章は、将棋界では最年少となる。