じっくりチャンスを待ち、大物手を仕上げる。“セレブ”のドラマティックな麻雀が戻って来た。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」11月8日の第2試合はTEAM雷電・黒沢咲(連盟)が終盤3局で3万点近い差を逆転する劇的勝利。試合後は穏やかな微笑みと共に、喜びの言葉を口にした。
 第1試合は瀬戸熊が3着。苦しいラス目から追い上げの満貫ツモで、ファンを沸かせていた。当試合は起家からセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、黒沢の並びでスタートした。序盤から中盤にかけ、黒沢はチャンスがライバルとぶつかり、押せば放銃、引けばツモられるという苦しい展開。南場も仲林が大きく加点するなかで、黒沢に挽回の機会はなかなか訪れない。