【写真・画像】 1枚目
【映像】周囲にとどめを刺す佐々木寿人のアガリ

 超攻撃的雀士が、卓上を我が庭とばかりに暴れ回った。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」11月11日の第1試合はKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)がトップを獲得。南場の親番でトップ目に立つと、その後もアガリを重ねて快勝。その戦い振りに、ベテラン解説者も舌を巻いた。

【映像】周囲にとどめを刺す佐々木寿人のアガリ

 この試合は東家からKADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)、佐々木、そして前回登板時にU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)と同点トップを取り、上り調子のTEAM雷電・萩原聖人(連盟)、BEAST X・鈴木大介(連盟)の並びで開始した。佐々木は東2局2本場、内川から親満貫をロン。その後は萩原の猛追を受け2着へ後退。それでも高打点の仕掛けに正確な手順のリーチと、佐々木らしい攻めを展開できているだけに、しばらく遠ざかっているトップへの期待も膨らんだ。

 抜け出すチャンスをモノにしたのは南2局だ。先に鈴木大介からリーチを受けたが、佐々木は中盤に四・七万待ちの平和・赤・ドラをリーチ。一方の鈴木大介は西単騎待ちという絶好テンパイのため、佐々木がやや分が悪いようにも見えたが、先にアガリ牌を引けたのはその佐々木の方だった。リーチ・ツモ・平和・赤・ドラの1万2000点を加点しダントツに。

このアガリだけで満足しないのが佐々木だ。次局はダマテンで7700点(+300点)を鈴木大介からロン。さらに南2局2本場も5800点(+600点)をまたも鈴木大介からアガって6万点超え。オーラスは内川がラス抜けを果たす満貫ツモで終局した。佐々木はこれで9月20日以来の3勝目をゲット、いまだラス無しの安定感だ。解説の藤崎智(連盟)は「人間は上品、麻雀は野蛮」と独特の物言いでこの戦い振りを評していた。

 「お久しぶりです!」と元気良く決めポーズから入った勝利者インタビュー。「結構アガれたので、ファンの方にも喜んでいただけたと思います」と満足げ。さらにこの日は弟から入籍を受けていたと明かし「祝砲をあげられたかな」とうれしそうに語った。インタビュー後に紹介されたゲームスタッツのグラフを見て藤崎は「魔王、とうとう目覚めたのかな」と後輩の活躍に目を細めていた。

【第1試合結果】

1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)5万9300点/+79.3
2着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)3万9700点/+19.7
3着 KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)600点/▲39.4
4着 BEAST X・鈴木大介(連盟)400点/▲59.6

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

【映像】周囲にとどめを刺す佐々木寿人のアガリ
【映像】周囲にとどめを刺す佐々木寿人のアガリ
【画像】“役満ボディ”岡田紗佳の抜群スタイル
Mリーグ 配信情報まとめ
Mリーグ 配信情報まとめ