<大相撲十一月場所>◇四日目◇13日◇福岡・福岡国際センター
 体重70キロ台の“極細マッチョ”力士が、約64キロ差の巨漢相手に大逆転を決めた。劇的な投げ技に館内はどよめき、ファンからは「かっこよすぎ」「すごいなこの細身で」と興奮の声が続出した。
 三段目三十枚目・山藤(出羽海)が三段目三十二枚目・富豊(時津風)を掬い投げで下し、1勝目となる勝ち星を挙げた。21歳の若手力士・山藤は、身長182センチ・体重73.8キロの“極細マッチョ”で知られる力士。取組前の仕切りでは、薄っすらと肋骨が浮き出る様子さえ見受けられた。