鳥はカゴから飛び立つもの 白鳥翔、3ケタプラスの好調3選手に囲まれ激戦/麻雀・Mリーグ
【映像】強敵に囲まれた白鳥翔、飛び立てるか(生中継)

 Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、11月15日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)。他の3選手は、個人3ケタプラスと好調の中、白鳥は▲52.7と苦戦中。3人が作るカゴから飛び立ち、会心の勝利を収められるか。

【映像】強敵に囲まれた白鳥翔、飛び立てるか(生中継)

 常勝軍団・渋谷ABEMASも、今シーズンは開幕からどうにも勢いがつかない。少しずつ減らせてきたと思えたマイナスポイントも、まだ300以上ある。チーム4選手全員がマイナスという状況からの脱却が、雰囲気を変える特効薬。大きなトップできれいに個人マイナスを消し去り、チーム復調のシンボルになりたい。

 KADOKAWAサクラナイツはリーグ6位。チームの勝ち頭になっているのが堀慎吾(協会)だ。一時は個人首位にも立つほど絶好調だったが、ここ最近はペースダウン。このままズルズル後退しては、チームまで沈んでしまう。「天才」らしさは、強敵とぶつかってこそ輝くもの。今日の卓組みは絶好だ。

 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)は、昨シーズンにMVPを獲得した力を、試合を重ねるごとにまた発揮してきた。リーグ全体が攻めの傾向が強まった分、鈴木優の“戦闘民族”ぶりが際立つことは減ったが、それでも真正面からのぶつかり合いは望むところ。かわすよりも、叩きのめす。それが鈴木優の戦い方だ。

 Mリーグデビューから7戦目を迎えたセガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)。今なおラスなし・連対率83%と、さすがは最高位という結果を残している。チームメイトの醍醐大(最高位戦)が+327.5という大量ポイントを稼いでおり、チームはしばらく安泰。竹内もこのポイントに守られている間に、個人ランクのワンツーを決めるほどの勢いをつけられるか。

【11月15日第1試合】

KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)個人3位 +195.4
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)個人25位 ▲52.7
セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)個人5位 +153.0
U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)個人8位 +127.3

【11月14日終了時点での成績】

1位 セガサミーフェニックス +428.0(30/96)
2位 赤坂ドリブンズ +405.4(32/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +208.5(32/96)
4位 U-NEXT Pirates +162.6(30/96)
5位 TEAM雷電 +1.0(32/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲89.8(30/96)
7位 渋谷ABEMAS ▲319.3(30/96)
8位 EX風林火山 ▲325.0(32/96)
9位 BEAST X ▲491.4(32/96)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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