Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、11月18日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はBEAST Xの中田花奈(連盟)。前回出場は2着に食い込み、チームに漂う負の流れを食い止めにいった。今夜は“師匠”との直接対決。成長した姿を見せるのは今だ。
2シーズン目の戦いに挑んでいる中田だが、プロ入り前から赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)と番組で共演。麻雀をイチから覚えたところ、たろうに数多くのことを学んできた。昨シーズンも師弟対決はあったが、今の中田は昨シーズンより負けが許されない状況。大きな壁は越えるしかない。
たろうは、前回出場に無邪気とも言える大きな麻雀が炸裂。個人3勝目を挙げた。昨シーズンに個人最高スコアの新記録を叩き出して以来、「ゼウス」と呼ばれる人外の麻雀が復活してきた気配がある。勢いに乗せれば、これ以上怖い雀士はいない。麻雀を一から教えた存在である中田との直接対決は、ファンにとっても胸熱だ。
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)は、開幕から4連続ラスという悪夢のような展開が続いていたが、前回は3着ながら今期5戦目で初のラス回避。もちろん目指すものには程遠いが、半歩前進といったところか。これまでもシーズン前半で大きなマイナスを抱えた選手が、中盤、後半と調子を取り戻すというケースはあっただけに、自由でのびのび打つのが信条の瑠美が、今夜をきっかけに輝きを取り戻しても不思議ではない。
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)は、前日に麻雀最強戦に出場。最強位復帰を目指す戦いに挑んだが、惜しくも敗れたばかり。一夜明けて、気持ちを切り替えてMリーグの戦いに臨む。チームはぎりぎりプラスの5位と、不安定な位置にいる。上位4チームが+200ポイントと離れ始めただけに、こちらに食い込むには瀬戸熊の強烈な一発が必要だ。
【11月18日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人7位 +133.7
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)個人35位 ▲221.2
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人14位 +51.5
BEAST X・中田花奈(連盟)個人25位 ▲92.5
【11月15日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +405.4(32/96)
2位 セガサミーフェニックス +375.3(32/96)
3位 U-NEXT Pirates +233.7(32/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +208.5(32/96)
5位 TEAM雷電 +1.0(32/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲37.4(32/96)
7位 EX風林火山 ▲325.0(32/96)
8位 渋谷ABEMAS ▲390.1(32/96)
9位 BEAST X ▲491.4(32/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)