<大相撲十一月場所>◇九日目◇18日◇福岡・福岡国際センター
ざんばら髪の19歳力士が、長身の相手に豪快なすくい投げで勝利。無傷の5連勝を挙げ「強いなこの子」「良い身体してんなぁ」と驚きの声が寄せられたほか、まだ髷を結えない“ロン毛姿”にも「毛量多し」と注目するファンが相次いだ。
見事に5連勝を遂げたのは、序二段三十九枚目・誠雄(秀ノ山)。福岡県柳川市出身、平成17年(2005年)生まれの19歳で、今年三月場所の前相撲で初土俵を踏んだばかりの新人だ。高校時代は柔道部に所属し、副主将を務めた高校3年時の金鷲旗高校柔道大会では団体戦3位に入賞した実力の持ち主。元大関・琴奨菊の秀ノ山親方に憧れて角界入りし、“琴高口”の四股名でデビューしたが、秀ノ山部屋が新設された今場所からは本名“高口誠雄”の下の名前を取って四股名を誠雄菊二郎(せいゆう・きくじろう)と改めて臨んでいる。
身長170センチ・体重123.6キロと決して大きな体ではないものの、今場所は初日から無傷の4連勝。5番相撲となった九日目の取組では、身長185センチ・体重141.7キロと一回り以上大きな序二段三十枚目・寅武蔵(武蔵川)と対戦した。立ち合い頭を下げて当たった誠雄は、すかさず左を差すと、そのまま豪快なすくい投げを決めて長身の相手を転がした。決着がつくと館内にはどよめきが沸き起こり、続いて拍手も送られた。誠雄はこれで5連勝となる白星。敗れた寅武蔵は1敗目を喫した。
誠雄が見事に5連勝を遂げると、ABEMAの視聴者からは「つよ!」「うまい!」「強いなこの子」「良い身体してんなぁ」と驚きの声が続出。まだ髷が結えないヘアスタイルに注目するファンも相次ぎ、「ロン毛つよい」「毛量多し」「佐藤浩市並みに毛量多いな」といったコメントが寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)