「息子(台湾の大学でAIを中心にCS勉強中)と電話で話したら、勉強方法が22世紀だった」
Xで約160万回表示(11月20日時点)され、大きな注目を集めたのはIT系のウェブメディアの編集長を務める村上琢太さんの投稿。『ABEMAヒルズ』は台湾に留学中の長男が編み出した勉強法について父親である村上さんを取材した。
※CS=コンピュータサイエンス
過去問は“3年分だけ”やればいい?
「10年分の過去問をもらった息子はPython(プログラミング言語)で『何年分取り組むべきか』を解析。結果、3年分だけやればほぼ95%の確率で目指す点数が取れると出たため、念のため4年分取り組み、結果を出した」(村上さん、以下同)
他にも、「外国語単語を500個覚える」際にも「単語をAIに学習させ、その500語を入れ込んだ文章を生成。その文章ごと覚える」ことで、バラバラに覚えるよりも効率的になるという。あるいは“苦手な単語”を集めた自分だけの英単語帳を生成することも可能に。
さらには、参考書をスキャンしてAIに読み込ませれば「江戸時代にあんなことしたの誰だっけ?」などという“あいまいな聞き方”にも対応できるようになるという。
長男・蒔志さんは、AIを活用して効率的な勉強に取り組んでいる。
一方で学習へのAIの活用について「ずるい」「身にならないのでは」という批判的な声もあるが、父である村上さんは息子の勉強手法に太鼓判を押す。
「子どもたちはあまり学歴や試験に通ることを気にしておらず、自分の能力を高めるためにテクノロジーを使っている」
海外で最新技術を学ぶ秀才、というイメージの長男・蒔志さんだが、実は旅行やキャンプが好きな活発な子どもで、勉強自体はそれほど得意ではなかったという。ただ、父親の仕事の関係でデジタル機器に囲まれた環境で育ち、好奇心の赴くままに慣れ親しむ環境にあったという。
現在の中国語・英語を学びながら専攻するコンピュータサイエンスを研究する蒔志さん。朝から深夜まで勉強する中で効率的に学ぶために辿り着いたのがAI活用なのだ。
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