<大相撲十一月場所>◇十四日目◇23日◇福岡・福岡国際センター
長い相撲で死闘を繰り広げた力士が勝負後、土俵の外へバタっと倒れてしまうハプニングがあった。「やべえ倒れた」と視聴者、そして観客が心配する中、呼出などが倒れた力士のもとに駆け寄った。しかしその直後、力士はなんとか地力で立ち上がり、館内はあたたかな拍手に包まれた。
それは幕下五十八枚目・千代の勝(九重)と幕下五十六枚目・鷹翔(湊)の一番だった。両者譲らずの展開が続き、長い相撲となったが、30秒を超えた頃、はっきりとどちらかが息切れしているのがマイクを通してわかる状態に……それからも「へぁ…はぁ…はぁ…」とかなり体力が消耗しているのが伝わってくる。