「1回も裏切られたことがない」永野芽郁&佐藤健が明かすお互いへの信頼
――お二人は「半分、青い。」から6年ぶりの共演とのことですが、赤血球が成長した姿を白血球に見せたように、永野さんも佐藤さんに自身の成長を見てもらいたいというような意識はありましたか?
永野:成長できているかは自分でもあまりわかってないんです。自分なりには前作から今作までの間に色々経験して、きっと成長していると思うんですけど、それは周りが判断することなので、あまり見せたいという気持ちはなかったです。ただ健さんとご一緒すると、ちょっと昔に戻ったような気持ちにもなって、安心しました。(佐藤に向かって)…どうですか?成長してました?
佐藤:はい、してました。
永野:してたみたいです(笑)。
――佐藤さんは、永野さんの変化をどう感じました?
佐藤:会ってない期間で、座長として色々大きなものを背負ってやってきたんだなという深みが見えました。
永野:ありがとうございます。
――お互いに頼もしさを改めて感じた瞬間はありましたか?
永野:ずっと感じていることではあるんですけれど、健さんが「大丈夫だよ、それでいいよ」と言ったら、それで大丈夫な気がします。疑問に思うこととか、どうしようかなと迷うことがあっても、相談したら的確にアドバイスをくれると分かっているので、いてくれるだけで安心だなというのはありました。
――それは「半分、青い。」のときからですか?
永野:はい。今回は人ではなく、細胞役なので「ビジュアルが強いからどこまで感情を出せばいいか、どう演じたらいいのか」という思いが最初はあったんです。でも、健さんがいるから大丈夫か、と初日からずっと安心していました。
佐藤:永野さんはめちゃくちゃ頼もしいですよ。朝ドラって、全部別々のシチュエーションで1日に3、4回泣くシーンがあったりするんですけど、普通の人にはできないんですよ。でも、できなかったら現場が進行しない。だから彼女にただただ委ねるしかない中で、永野さんには1回も裏切られたことがなかった。
今回もクランクインの初日から大事な泣きのシーンがあったんですけど、そこもビシッと決めてくれて。本当に決めるところを決めてきてくれる。かっこいい女優です。
永野:嬉しいです。ありがとうございます!
――最後に、売れっ子のお二人ですが、仕事のモチベを保つコツ、意図的に楽しみを作る方法などありますか?
永野:私は現場に行ったら楽しくなりますね!
佐藤:僕はやっぱり美味しいものを食べたいですね。お弁当が続いて胃も心も疲れて、そんなときにちょっと早く終わったら美味しいものを食べたいですね。
永野:だから白血球さんは大変でしたよね。休憩中も白塗りだから、どこにも行けない。
佐藤:(永野は)俺を置いて、そば食いに行ってたよね。あれ、よくないよ(笑)。
永野:だから「テイクアウトしようか?」って聞いたじゃないですか!(笑)
永野芽郁
ヘア&メイク KUBOKI(aosora)
スタイリスト 岡部美穂(衣装協力=MSGM/アオイ︎)
佐藤健
ヘアメイク toshiyasu oki(CONTINUE)
スタイリスト 吉田ケイスケ
取材・文:堤茜子
(c)清水茜/講談社 (c)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 (c)2024映画「はたらく細胞」製作委員会