すべてを家庭で完結させない

介護者の休息 息抜き「レスパイトケア」
拡大する

 ダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介氏は「今回の事件については、まだ詳細がわかっていない。お子さんが1人亡くなっているという事実は重く、軽々しく擁護することはできないし、また逆に突き放して非難することもできない」と指摘したうえで、医療的ケア児の対応について以下のように述べた。

「ケアする側は常に緊張を強いられ、精神的に非常に追い込まれやすい立場に置かれている。最悪の事態を避けるためにも『ケアされる側』だけでなく『ケアする側』のケアも考えるべきだ」

「家事・育児などのケア労働は女性に負荷が集中しがちで、日本にはいまだに『介護も育児も家庭でやるものだ』という雰囲気がある。すべてを家庭で完結させようとするのではなく、社会全体で支え合っていかないとケアラーが潰れてしまう。早い段階で福祉につなげていくことが大切で、そのためにもレスパイトケアをもっと広めていかないといけない」
(『ABEMAヒルズ』より)
 

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