通常の公式戦であれば審判が測定するものの、ツアーでは選手が自ら行うルールのため、日本のサード・吉田知那美が測定器のメジャーを持ち出した。スイスの選手も見守る中で、その“緻密な作業”が行われた。「0.25mm」まで計測が可能なメジャーを使った測定が始まると、ABEMAで戦いを見守ったファンも「セルフ計測」「いやー難しい」「もうドキドキするわぁ」と緊迫感の伝わるコメントを綴っていたが、判定はすぐに出たようだ。
吉田知那美が相手選手と相槌を打って勝敗を確認すると、スイスの選手は自分たちの赤を外に出して、「黄色」を残す。その瞬間、この第5エンドでロコ・ソラーレが2得点を獲得したことが確定した。コメント欄では「ほら見たことか!!」「ちょっとヒヤッとした」「あー、よかった!」といった安堵と喜びの声であふれ返った。
1点を争う中で、まさに“ちなみの1mm”とも言うべき競り合いを制したロコ・ソラーレは、その後、リードして迎えた第7エンドに5-5と追いつかれたものの、最終第8エンドの第8投で藤澤のウイニングショットが決まって勝負あり。最終的には8-5のスコアとして、上位進出を狙うチームは幸先良く今ツアー第1試合で勝利を収めた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)