こんな筋書き、誰も予想できない!プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」12月2日の第2試合はBEAST X・菅原千瑛(連盟)が第1試合に続いて連勝。菅原は自身初の連投で初の同日2連勝。3着目で迎えたオーラスにトップ目の渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)から満貫をアガり、大逆転でファンを心酔させた。
第1試合は跳満3回のアガリで大トップ。今期自身10戦目にして初トップを収めていた。続く当試合は本来、鈴木大介(連盟)が登板予定。しかし第1試合の勢いを尊重した鈴木大介から、背中を押されて連投となった。起家からEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)、セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、菅原、白鳥の並びで当試合はスタートした。
試合は瑠美がまずリード。南1局1本場までに3回のアガリを決められ、菅原は2番手からそれを追う展開。反撃のチャンスは南2局1本場。醍醐が白のポンと2索のリャンメンチーで先手を取るが、菅原はこれに追いついてリーチ。8筒雀頭の5・8筒待ちという亜リャンメンの形だが、3枚目の8筒をツモってリーチ・ツモ・平和・ドラ2・赤の1万2000点をゲット。これでトップ目の瑠美に詰め寄った。
南3局1本場、菅原は白鳥へ痛恨の3900点(+300点)を放銃し、オーラスは3着目。トップ目白鳥とは7100点差、満貫を目指し、菅原は手を進める。親の白鳥がピンズの混一色に向かって3つ仕掛け、カン5筒でテンパイするが、菅原もこれに追いつく。白鳥が使えないマンズの五・八万待ちでテンパイすると、3筒を力強く横にしてリーチだ。その直後、白鳥が八万を掴み、2分弱の大長考。「降りたら凄いぞ!」「おもろい試合」「みてられん!!!」「うあーー!!」と視聴者のボルテージも最高潮だ。白鳥の決断は八万勝負、これで菅原の逆転弾が炸裂した。リーチ・一発・南・赤・ドラの8000点。点棒をしまうと菅原は、ホッとしたように髪をかき上げた。