――そんな『ダンダダン』ですが、改めてお二人が思う本作の魅力的な部分は、どんなところにあるのでしょうか?
若山:初めて原作を読ませていただいたときに感じたのは、絵の迫力や緻密さ、綺麗さがまずとても印象的で、読み進めていくうちに作品のテンポの良さも魅力的だと気付いていきました。その原作の魅力をアニメに落とし込んだときに、1枚1枚の絵の描き込みを映像として表現されており、アニメならではの魅力が大きくなっていったと思っています。
花江:ほぼ同じくですが、原作の見開きページで見せる描き込みの情報量や絵の上手さという漫画ならではの迫力を、アニメでどう動かすのか。漫画にもアニメにもどちらにも良さがありますが、アニメは静止画では表現しづらいような動きの部分を演出でこだわって表現しているので、そこが(アニメの)魅力ではないかと思います。
ストーリー的にも、オカルトやホラーに加えてラブコメやアクションといういろいろな要素が入っているので、最初はどういう作品なのだろうと迷いつつも、いつの間にか引き込まれていくという(笑)。そのバランスの良さがありますよね。
若山:楽しいところは楽しく、バトルは迫力があって、エモーショナルなシーンは感動するという、それぞれですごく豊かな魅力があって。いろいろなジャンルの要素がちゃんと突き詰められていて、『ダンダダン』にしかない雰囲気がストーリーの中で展開されていると思います。
――これまでの回で、特にここを見てほしいという話数はありますか?
若山:私は第2話でフラットウッズモンスターと戦っているシーンで、モモが自分に攻撃を向けさせるために煽っているカッコいいシーンです。「この深さがいいんだ」って言うところが、THEジャンプ作品で!
――完全にバトル漫画の展開ですよね!
若山:まさに! 本当にジャンプ作品に出させていただくことが、憧れだったので、そのシーンに注目していただけたら嬉しいです。
――花江さんはいかがでしょうか?
花江:僕は第1話ですかね。セルポ星人と対峙したオカルンが、叫びながら自分のことを語るシーン。アニメではだんだん成長していきますが、(最新の)原作ではオカルンが別人じゃないかってくらいカッコよくなっていて(笑)。
一同:(笑)
花江:それもあって、あらためて第1話のオカルンを見ると、こんな時期もあったんだねって(笑)。
若山:確かに!(笑)
花江:そこも含めて好きですね。
――オカルンは確かにオタクだったのだなと思いますよね。
花江:アニメが始まってから、ハッシュタグで見られる感想にも「(初期の)髪型こんなんだったね」とあったり。
若山:そうなんですよね! 燃えちゃったあとのチリチリの髪型が板についていて、いい感じになっていて。
――完全にヒーローものの主人公になりつつありますよね。
若山:本当にカッコいい感じの!
【写真】若山、花江個別カットアニメ『ダンダダン』1期放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | それって恋のはじまりじゃんよ | モモ、貞操の危機!? |
2 | それって宇宙人じゃね | オカルン、ダウナーイケボに |
3 | ババアとババアが激突じゃんか | 祖母が若過ぎ美魔女 |
4 | ターボババアをぶっ飛ばそう | オッパイを噛む! |
5 | タマはどこじゃんよ | 招き猫の中身は!? |
6 | ヤベー女がきた | アクさら(CV井上喜久子) |
7 | 優しい世界へ | アクさらを抱きしめるアイラ |
8 | なんかモヤモヤするじゃんよ | アイラの偏りすぎな恋愛知識 |
9 | 合体! セルポドーバーデーモンネッシー! | 完全に事後 |
10 | キャトルミューティレーションを君は見たか | モモの甘々な問い詰め |
11 | 初恋の人 | ジジ、軽すぎっ! |
12 | 呪いの家へレッツゴー | アブない混浴 |