アニメ『ダンダダン』は、超能力が使えるようになった女子高生のモモ/綾瀬桃(あやせ もも)と、呪われてしまったオカルト好きの男子高生・オカルン/高倉健(たかくら けん)が妖怪や宇宙人と戦う物語です。
WEBマンガ配信サービス「少年ジャンプ+」で龍幸伸(たつ ゆきのぶ)氏が連載している同名マンガが原作です。
この記事では、『ダンダダン』に登場する妖怪・アクさらことアクロバティックさらさらのプロフィールや初登場回、過去が描かれたのは何話かなどの情報をまとめました。
目次
- アニメ『ダンダダン』のストーリー
- アニメ『ダンダダン』アクさらの基本情報!初登場は何話?
- アニメ『ダンダダン』アクさらの声優は井上喜久子さん
- アクさらの過去が描かれたのは何話?娘はどうなった?
- アニメ『ダンダダン』アクさらは最後に成仏できた?
- アクさらの元ネタは?
- まとめ
アニメ『ダンダダン』のストーリー
幽霊は信じていても宇宙人やUFOは信じない女子高生のモモと、UFOなどのオカルト好きでありながら幽霊は信じていない男子高生のオカルンが口論になり、自分の信じているものを相手にも信じさせようとします。
宇宙人否定派のモモがUFOスポットに向かうと、宇宙人・セルポ星人に遭遇。幽霊否定派のオカルンが心霊スポットに行くと、妖怪・ターボババアがいました。モモはセルポ星人に脳波をコントロールされたことがきっかけで超能力に目覚め、オカルンはターボババアに呪われてしまいます。
超能力が使えるようになったモモと、呪いの力を利用して変身できるようになったオカルンは様々な怪奇と戦うことになります。
アニメ『ダンダダン』アクさらの基本情報!初登場は何話?
アクさらは赤いワンピースを着用し、さらさらの長い髪とアクロバティックな動きが特徴の妖怪です。正式名は「アクロバティックサラサラ」ですが、モモからはアクさらと略称で呼ばれています。初登場はアニメ第6話、原作漫画ではコミックス2巻第13話から登場しました。
髪の毛を自由に操ることができ、相手を縛ったり掴んで叩きつけます。アクロバティックな動きと髪の毛によって、あらゆるものを巻き込んで吹き飛ばす暴風のような攻撃も可能です。
アクさらは元々は人間で娘もいましたが、死亡後に妖怪の姿に変貌しました。「お感動の再会」「お不良(ツッパリ)」のように不自然に「お」を付けて話すことがあります。
原作コミックス3巻のカバー裏にはアクさらのプロフィールが記載されています。カバー裏によるとアクさらは近代妖怪に分類され、生息地は高所、体長は約2〜3メートルとのことです。
アイラとの関係
なぜかアクさらのことが見えていた幼少期のアイラ/白鳥愛羅(しらとり あいら)は、死んだ母親と見間違えてアクさらに「お母さん」と声をかけます。そのことがきっかけで、アクさらはアイラのことを自分の娘だと誤認。成長したアイラは霊や妖怪が見えませんでしたが、オカルンの金玉を拾ったことで霊力が覚醒してアクさらが見えるようになりました。
アクさらは、アイラが自分を見えるようになるのを10年以上待っていましたが、アイラに「化物」と呼ばれたことで怒って、アイラを食べてしまいます。アクさらはその後モモを丸呑みにしますが、モモがアクさらのお腹の中で火を付けたことでアイラ達を吐き出すも、アイラは死亡していました。
アイラを生き返らせるため、アクさらは自分の炎(オーラ)をアイラにあげて蘇生させることを提案。モモの超能力でアクさらとアイラのオーラを繋いだ結果、アイラは息を吹き返しました。
アクさらはアイラを自分の娘だと思いながらも、自分の感情をコントロールできずにアイラを傷つけてしまったことを謝罪。オーラは生物にとって電池みたいなものなので、オーラを渡したアクさらは消えてしまいました。
アイラはアクさらのオーラを受け継いだからなのか、アニメ第8話ではアクさらのような姿に変身。変身したアイラは、見た目だけでなく話し方や攻撃方法もアクさらと似ています。
アニメ『ダンダダン』アクさらの声優は井上喜久子さん
アニメ『ダンダダン』でアクさらの声を演じている声優は、井上喜久子(いのうえ きくこ)さん。代表作には『ああっ女神さまっ』ベルダンディー役、『らんま1/2』天道かすみ役、『CLANNAD』古河早苗役、『マクロスF』グレイス・オコナー役などがあります。
井上さんは1988年に声優デビューし、2023年にはデビュー35周年を記念した配信ベストアルバム「まるっとウェンデにゃん」をリリース。年度毎に最も印象に残る声優の業績を称える「声優アワード」では第4回(2009年度)で助演女優賞、第10回(2015年度)では高橋和枝賞を受賞しました。
娘の井上ほの花(いのうえ ほのか)さんも声優や歌手として活動しています。『クレヨンしんちゃん』の30周年記念「オラもみんなも30周年アニバーしりーSP!!」では、劇中内の女優・常磐田モモ子の30年前の声をほの花さんが演じ、現在の声を井上さんが演じる二人一役で共演しました。
井上さんは『ダンダダン』第7話の放送前に、自身のX(旧Twitter)で「今夜の7話…アクサラとして、私の持てる全ての力を出しきって臨ませていただきました。ぜひ観ていただけたら嬉しいです」と投稿しています。
「ダンダ談話室」で話したエピソード
井上さんは『ダンダダン』のポッドキャスト番組「ダンダ談話室」の第8回にゲスト出演しました。アイラがアクさらを抱きしめて「お母さん、愛してる」と言うシーンは、オンエアを見て号泣したことを明かしています。
アイラ役の佐倉綾音(さくら あやね)さんから、第7話で生前のアクさらが娘を奪われて走っているシーンの嗚咽のような息づかいを賞賛されると、井上さんは生きてきて感じた様々なものを『ダンダダン』で放出できたと語っています。
井上さんが20年ほど前に海外に行った時、ホテルのプールで娘と遊んでいましたが目を離してしまい、娘が溺れているかもしれないと思って半泣きになって走ったエピソードを話しました。生前のアクさらが走るシーンでは、20年前に半泣きになって走った時の息づかいを思い出して演じたとのことです。
アクさらの過去が描かれたのは何話?娘はどうなった?
アニメ第7話ではアクさらの過去が描かれました。生前のアクさらは娘と2人で暮らしていて、コンビニのような場所で働いたり、娘に赤いワンピースをプレゼントするシーンなどが描かれました。仲睦まじく生活していましたが、家に来た男にアクさらが暴行され、挙句の果てに娘を連れていかれます。
傷だらけにも関わらず、娘を取り返そうと必死に走って男を追いかけるも、娘のもとには辿り着けませんでした。その後アクさらは、バレエを踊りながら高所から飛び降ります。
死んで霊になったアクさらは何も思い出せない状態でしたが、幼いアイラに「お母さん」と声をかけられます。「お母さん」と呼ばれて自分に娘がいたことを思い出すと、髪の毛が伸びていき妖怪の姿に変貌しました。このことがきっかけで、アイラを自分の娘だと誤認します。
男に連れて行かれたアクさらの娘がその後どうなったのかは、最後まで明かされていません。SNSでは「お子さんその後どうなったのだろう…アイラのお母さんだったりしない?」「原作だとアクさらの娘がその後どうなったか無いけど愛羅の母親だったりしないよね?」という投稿や、「ダンダダン、アクさらの実娘のその後が気になりすぎて心臓痛いからできれば幸せな方向でいつか回収してくれんかな……(願望)」といった投稿が見られました。
3巻のカバー裏に書かれていた内容
コミックス3巻のカバー裏には、アクさらの身長などのプロフィールと説明文が掲載されています。
説明文には「子供の霊を探してさまよう母親の霊。赤いドレス、皿のような帽子を身に着けた背の高い女性の姿をしている。アクロバティックな動きをし、高い建物の上から飛び降りる姿が目撃されている」と記載されていました。
この説明文は『ダンダダン』に登場するアクさらを表すものなのか、ターボババアがスマホで検索したような都市伝説をまとめたものなのかは不明です。もしも『ダンダダン』のアクさらの説明なのであれば、「子供の霊を探して」という記述があるため娘は死んでいる可能性があります。
しかしながら、アクさらはアイラを自分の子供だと誤認して、アイラが霊を見えるようになるのを待っていたため、「子供の霊を探して」の記述とは矛盾する点があります。
アニメ『ダンダダン』アクさらは最後に成仏できた?
ターボババアによるとオーラが無くなれば死ぬとのことで、自分のオーラをアイラに渡したアクさらは消失しました。未練を残したまま消えると成仏はできず、世界に存在しなかったことになり、生者・死者問わずすべての人から忘れられます。
成仏できるかどうかは心の問題で、オーラを渡した直後のアクさらは未練を残したままでした。しかし、消える寸前にアイラがアクさらに抱きつき、「お母さん。愛してる」と告げます。アクさらはアイラを抱きしめ返しますが、粉々になって消えていきました。
アニメ第9話では、アイラがアクさらの力を使って変身します。その姿を見たモモとオカルンがアクさらのことを覚えていることから、アクさらはアイラが伝えた「お母さん。愛してる」という言葉によって成仏できたのかもしれません。
アクさらの元ネタは?
アニメ『ダンダダン』に登場するアクさらの元ネタは、インターネットで都市伝説的に目撃情報が語られている妖怪・アクロバティックサラサラだと思われます。アクロバティックサラサラは、さらさらの黒髪で背が高い女性の妖怪で、躍動的な動きでビルから飛び降りるなど、『ダンダダン』のアクさらと似た特徴があります。
アクロバティックサラサラは悪皿(あくさら)とも呼ばれていて、目を合わせないことが対処法だと言われています。
まとめ
アクロバティックさらさら(通称:アクさら)は、アニメ第6話で登場した妖怪です。さらさらの長い髪とアクロバティックな動きが特徴。主人公のモモと同じ高校に通う女生徒・アイラを自分の娘だと誤認しています。
アニメ『ダンダダン』でアクさらの声を演じるのは、井上喜久子さん。井上さんがこれまでに演じてきたアニメキャラクターとしては、『らんま1/2』天道かすみ役、『おねがい☆ティーチャー』風見みずほ役、『CLANNAD』古河早苗役などがあります。
(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
アニメ『ダンダダン』1期放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | それって恋のはじまりじゃんよ | モモ、貞操の危機!? |
2 | それって宇宙人じゃね | オカルン、ダウナーイケボに |
3 | ババアとババアが激突じゃんか | 祖母が若過ぎ美魔女 |
4 | ターボババアをぶっ飛ばそう | オッパイを噛む! |
5 | タマはどこじゃんよ | 招き猫の中身は!? |
6 | ヤベー女がきた | アクさら(CV井上喜久子) |
7 | 優しい世界へ | アクさらを抱きしめるアイラ |
8 | なんかモヤモヤするじゃんよ | アイラの偏りすぎな恋愛知識 |
9 | 合体! セルポドーバーデーモンネッシー! | 完全に事後 |
10 | キャトルミューティレーションを君は見たか | モモの甘々な問い詰め |
11 | 初恋の人 | ジジ、軽すぎっ! |
12 | 呪いの家へレッツゴー | アブない混浴 |