■亡くなった大学生の両親の思い

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 息子が亡くなってからも毎日、LINEを送り続けているという父親。「毎日LINEを…亡くなる直前までしていましたね。今でも毎日、送っているんですけどね…。当然返事は来ませんが…」。

 そして、まだ一度も仏壇の前で手を合わせることができていないという。「いまだにLINEをしているので」「座ったら死んだと認めてしまう」と胸中を語った。

「ずっと下を向いていても、息子の無念も晴らせないので、息子の分までみんなで生きていくという覚悟を持ちながら、前向きにしようとは思っています」

 亡くなって2ヶ月ほど経った頃、卒業アルバムの作文を見返そうと息子の部屋に行った母親。いろいろな思い出に浸りながら部屋を整理していると、卒業証書の間から母に宛てた手紙が見つかった。

「いつも文句言うのも、『勉強しろ』って言うのも、俺のためと思って言ってくれてるの分かっとる。でも、何か自分が負けてるようで言い返してしまう。ごめんね。心配してくれとるのに勝手に自分の道に進んで行こうとしてごめんね。でも、絶対に後悔させないから。

どこに行っても頑張るから、これからもよろしく。本当にいつもありがとう!」(亡くなった大学生が母親に宛てた手紙)

「高校に入ってからも私はずっと『頑張れ』と言い続けていました。もっともっと大きくなって欲しくて、一つ目標をクリアしては次の目標に向けて、休む間もなく頑張れ頑張れと言いました。一つずつ、しっかり褒めてあげればよかった。一つずつ、しっかり認めてあげればよかった。

サッカー選手の夢を諦める時、苦しみながらも見つけた次の目標。スポーツから勉強へ方向転換した後の息子の頑張りには本当に感心させられました。

仕事に就いた時、目標だった父親を超える経営者になった時、よく頑張ったと言ってあげたかった。一緒に祝杯をあげて、お酒を交わしながら、いつもの得意気な顔でする自慢話を聞きたかった。

たくさん一緒にやりたい事があった。たくさん一緒に行きたい所があった。簡単で便利な言葉、『頑張れ』。何度も何度も息子に言った、『頑張れ』。今はただひたすら自分に『頑張れ、頑張れ』と言い聞かせる毎日です」(亡くなった大学生の母親)

情報提供は別府警察署(0977-21-2131)まで。X(旧Twitter)の番組公式アカウント(@News_ABEMA)のダイレクトメッセージでも情報を募集している。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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