ゼウスが照れた。1月14日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の第2試合では、赤坂ドリブンズの鈴木たろう（最高位戦）が登板。一発・ツモの倍満でトップを奪取し、試合後のインタビューで妻にメッセージを贈った。
たろうは1月3日に人気女性プロの水口美香（協会）と結婚。9日の前回登板時は2着だった。当試合は起家からTEAM雷電・本田朋広（連盟）、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥（RMU）、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典（連盟）、たろうの並びで開局。東1局では松ヶ瀬が1000点（供託1000点）、東2局では滝沢が満貫・8000点、東4局1本場では本田が3900点（＋300点）をアガった。南1局でも本田が親満貫・1万2000点を獲得。たろうは、3着目以下と僅差の2着目だった。
そんな状況下で迎えた南1局1本場、七対子へと向かったたろうは「アガりやすい方という感じで。赤があったのが大きい」「出アガリの打点がある程度、担保されているということで。わからない白にかけるよりは、アガりやすい南にした方がいいのかな」と、ドラの白ではなく南の単騎待ちでリーチ。数巡後に本田から南が零れ落ち、リーチ・七対子・赤の6400点（＋300点、供託1000点）を獲得した。
南2局、南2局1本場では松ヶ瀬が3000点、親満貫・1万2000点（＋300点）を加点。トップ目を譲るも、南2局3本場、ここでたろうが再び攻めた。2巡目に七対子のイーシャンテンまで持ち込むと、11巡目、またしても南単騎待ちでリーチ。「あ！記憶が、記憶がありましたよ。一度、決めていますよ、南単騎」などと放送席が固唾を呑む中、たろうは一発で南を手繰り寄せ、リーチ・一発・ツモ・七対子・赤・裏ドラの倍満・1万6000点（＋900点、供託2000点）を成就させた。オーラスでは「本当の気持ちを言うと、リーチをしたかった」ところを抑え、「トップを取りやすい選択をしようかな」と手堅い打ち回し。流局で試合を終え、会場をドリブンズグリーンに染めた。
第1試合は、チームメイトの園田賢（最高位戦）が勝利。デイリーダブルを達成し、チームポイントは＋900を超えた。これについてたろうは、「900（ポイント）行った？てことは、Mリーグ最高到達点？」と大喜び。「ドリブンズ、好調ですけど、みんな勝ちすぎて。僕、肩身が狭かったので。成績的に悪いわけじゃないですけど、周りが強すぎて困っていましたね。嬉しい困り方、みたいな…」とも続けた。
妻への言葉でニコニコする鈴木たろうMリーグ 日程
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