問題のシーンは序盤、序ノ口の取組で起こった。序ノ口十四枚目・岡田(高田川)と序ノ口十三枚目・豪ノ勝(武隈)が土俵に上がると、館内に赤ちゃんの泣き声が響き渡った。
まだ観客もまばらな時間帯ということもあり、その声は次第に大きく響き、相撲中継のファンからは「相撲に集中できない」「力士も気が散る」といった声、さらには「心配になる泣き方」など赤ちゃんを心配する声も。一方では「赤子に罪はないとはいえ」という理解の声、加えて「ひとまず外へ連れて行ってあげて」などの反応も見られた。
一方、日本相撲協会は子連れでの相撲観戦を推奨しており、両国国技館では設備も整えられている。
協会の公式HPでは「小さなお子様連れのお客様へ」とする項目があり、そこを見ると「ベビー休憩室」の案内が。国技館地下1階に設置されたそのスペースには、0~2歳を利用目安としたベビーコーナーがある。ほかにも同時に4名までが使用できる授乳スペース、おむつ替えシート、幼児対象のベビー・キッズコーナーまで完備されている。
また「観戦中に子供がぐずってしまって困っています」の問いには「地下1階『ベビー休憩室』に小さなお子様(利用目安0歳~2歳)が遊べるベビーコーナーがあります」と利用を促す案内もマップ付きで用意されている。
子連れで観戦を楽しむことは悪いことではなく、もちろん、赤ちゃんが悪いわけでもない。力士や他の客の観戦の妨げになると感じた場合は、一時的に通路へ連れ出す、または同スペースを利用するなど、誰もが相撲に集中できる配慮が必要なのかもしれない。(ABEMA/大相撲チャンネル)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗





