将棋の「囲碁将棋チャンネル 第74期ALSOK杯王将戦七番勝負」第2局は1月26日、藤井聡太王将(竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖、22)が前日に封じた43手目が開封され、午前9時すぎに挑戦者・永瀬拓矢九段(32)の手番で再開された。
防衛4連覇を目指す藤井王将に、タイトル奪取を狙う永瀬九段が挑戦する注目のシリーズ第2局。藤井王将の先勝に追いつきたい永瀬九段は、後手番の本局で「横歩取り」を志向した。用意の作戦にハイスピードで指し進める挑戦者に対し、藤井王将は持ち時間をたっぷり投入。永瀬九段の狙いを慎重に探っていた。
挑戦者の予定の進行かと見られていた中、藤井王将が午後のおやつ前に指した一手に永瀬九段が大長考。自身の公式戦最長記録の2時間32分を費やし端歩を突いたが、狙いの見えにくい一手とあり、藤井王将も慎重に読みを入れていた。このまま封じ手の時刻を迎えたものの、藤井王将は考慮を続行。立会人の久保利明九段(49)に封じる意思を示したのは定刻の27分後で、封じ手には1時間15分を費やすこととなった。
対局2日目、立会人の久保九段によって開封された注目の封じ手は、角を手放す決断の一手。若き絶対王者の狙い、挑戦者の思惑はどのようなものなのか。古都・京都の伏見稲荷大社を舞台に争われている注目の一戦。互いに一歩も譲らぬ激戦から、白星をつかむのはどちらか。2日目の戦いからも目が離せない。
持ち時間は各8時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





