1月22日、JR長野駅前で男女3人が男に刃物で刺されて1人が死亡し2人が重軽傷を負った事件で、26日の朝、40代の男が殺人未遂の疑いで逮捕された。元徳島県警捜査一課の秋山博康氏が事件現場周辺を取材し、事件について分析した。
警察は、長野市の無職・矢口雄資容疑者(46)を殺人未遂の疑いで逮捕し、身柄を長野中央警察署に移送した。およそ220人態勢で捜査を進め、容疑者とみられる男の写真を公開して情報提供を呼びかけていた。
秋山氏は、この事件は“3つの事件”があるとして「死亡した男性の『殺人』『男性の殺人未遂』『女性の殺人未遂』で、本件は被害供述があった女性の殺人未遂で逮捕状を取って逮捕に至った。逮捕状と同時に家宅捜査をするために捜索差押許可状というものを取る。自宅や車の中で、女性の血液が付着しているとみられる刃物、そしてタオル、眼鏡、服、靴、手袋などを今探していると思う」と説明した。
逮捕の決め手として「情報提供と防犯カメラのリレー捜査だと思う。今回の捜査では、すぐに防犯カメラの犯人映像を公開した。すると昨日までに230件ぐらいどんどん捜査本部に情報が来た。それを合わせてリレー捜査を行なった」と推察した。
改めて、どんな事件だったのかを振り返る。防犯カメラに映っていたのは、駅の派出所を目がけて慌てて走る女性。その後を追いかけるかのように走る男の姿があった。実はこの男は直前に男女3人を刺し、1人を死亡させた人物とみられる。手ぬぐいのような白い布を頭に巻き、手には、白い手袋のようなもの、そして何かを握っているようにも見える。男はそのまま逃走した。
駅前の献花台多くの人々が…■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上“西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・「ABEMA NEWSチャンネル」知られざる番組制作の舞台裏