その後はたろうの反撃を食い止め、安定感のある立ち回り。南4局2本場はダマテンの平和をツモってゲームセット。ファンからは「ナイストップ!」「素晴らしい!」「ありがとう大介さん」「いいあがりだ大介」と称賛の声が多数寄せられた。
試合後のインタビューで鈴木大介は「今日は結構手が入りましたね、カン八万をアガれたのが大きかった!」と東3局1本場の親満貫を勝因に挙げた。年明けからの好調の理由は、何を差し置いても得意の攻撃。「自分は攻め合いが多い選手」と改めて自己分析をしつつ「今年に入って自分らしく打てている」と手ごたえを感じているようだった。
試合に出れば出るほど借金が減っていく鈴木大介。この好調と、今後の戦い方については「年明けは(個人で)300負けていて(もうダメかもしれない)と思ったのですが…。返せるときは返せるものですし、あまり点数のことは気にせずに、自分の麻雀を打ち切って、ポイントを失わないうちに積み重ねる。気にし出すとまた萎縮してしまうかもしれないので、自分の麻雀を打つことに専念してやりたい」と語り、ここでも冷静に自分を見つめていた。
【第1試合結果】
1着 BEAST X・鈴木大介(連盟)4万300点/+60.3
2着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)2万7800点/+7.8
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万200点/▲19.8
4着 セガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)1万1700点/▲48.3
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





