アティソグベ
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 フランスファンで埋め尽くされた地元スタジアムで躍動、まさに“デュポン劇場”とでも言うべき試合になったが、先制トライで見せたキックパスこと、幕開けにふさわしかった。敵深くのラックからボールを取り出したデュポンは、右サイドにチラリと視線を送ると、パスをせずにそのまま数歩流れるように右サイドに走り、タメを作った後にタッチラインぎりぎりあたりを狙ってキックパス。これに右WTBのテオ・アティソグベが走り込みダイレクトキャッチ。後はスライディングしながらトライエリアにボールをつけるだけという、抜群のパスになった。

 強さ、高さ、タイミング。どれを見ても足で蹴ったとは思えない、手で投げたとしてもここまでぴったり投げられないというほどの神業に、解説を務めていた元日本代表・斉藤祐也氏も「最高のプレーでした」と大絶賛していた。
ABEMA/WOWSPO/ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ)
 

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【映像】手で投げるより上手い?デュポンの神業キックパス
【映像】手で投げるより上手い?デュポンの神業キックパス
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