やはり、この男は頼りになる。2月4日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の第2試合では、KADOKAWAサクラナイツの堀慎吾(協会)が登板。オーラスで満貫をアガり、わずか200点差で逆転トップを手にした。
当試合は起家からセガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)、堀、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、BEAST X・猿川真寿(連盟)の並びでスタートした。堀は東1局、いきなりリーチ・一発・ツモ・一盃口・赤・ドラの跳満・1万2000点を成就。早々に頭一つ抜け出すも、東3局1本場では跳満・1万2000点(+300点)、東4局では親満貫・1万2000点、東4局1本場では1500点(+300点、供託1000点)と、猿川が3連続でアガった。
この時点で、トップ目の猿川とは1万5200点差。堀は、東4局2本場でリーチ・ツモ・ドラの4000点(+600点、供託1000点)を獲得した。南3局では「とりあえず、リーチのみのカン6筒ではちょっとな…」と、一旦はヤミテンに構えた後、両面待ちへの変化でリーチ。数巡後にアガリ牌を引き寄せ、リーチ・ツモ・平和・裏ドラの5200点を奪取した。
これで猿川との点差は900点まで縮んだが、南4局0本場では先にテンパイさせるも、同じ待ちの猿川が3900点を加点。堀は、「ダメなのかな…と、あの瞬間は思った」という。それでも南4局1本場、堀は無駄なく打ち進めて平和・ドラ・赤が確定する形でリーチ。「全然、引ける気がしなかった」ものの、ラス目からの浮上を狙う浅井に「意を決したような。これで当たったら仕方ないか…と前兆が入った」のを察知すると、「5筒の真ん中の牌を隠しながら切ったら、4筒に誤ロンかけるくらい。それくらい『5筒、5筒』って願っていた」そうで、その願いが通じたのか、浅井から5筒が零れ落ち、リーチ・平和・ドラ・赤・裏ドラの満貫・8000点(+300点)を完成させた。
逆転勝利に堀慎吾は「ホッ」



