鋼鉄の金庫に仕舞われた多井の点棒は、ライバルの猛攻でもビクともしない。リーチはおろか、仕掛けも封印して守り、そのまま逃げ切りトップ。昨年11月26日以来の白星を収め、勝利インタビューを受けた。「明けましたね!」と上機嫌で挨拶をした後に「4回ほどサボりまして…」と好調な白鳥に出番を譲っていたこと、またその白鳥が連勝を重ねていたことなどを饒舌に語った。またそれに続けて「これまで肩身が狭かったですが、燃えていましたよ!」とこの試合に並々ならぬ決意で臨んでいたことを振り返った。
その後も多井は、“しゃべくりインタビュー”で知られる赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)のお株を奪うような猛烈トーク。舞台袖の渡辺を巻き込んだ感想戦はファンを「ごきげんたかはる」「たかはるーおめでとー」「嬉しい!!」「大将上機嫌です」「多井さんトップいえーい!!」と沸かせた。
レギュラーシーズンは終盤に近付いているとはいえ、まだ試合数は残っている。ボーダーを競る勝又とトップラスは値千金だが、まだ油断は禁物だ。多井は最後に「残り20何試合もあるのでまだわからないですが、早く5位になりたいです!」と本音を吐露した。Mリーグのアイコンが本領発揮となった以上、チームは上位を窺い、勢いがさらに増していきそうだ、
【第2試合結果】
1着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)3万7100点/+57.1
2着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)3万400点/+10.4
3着 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)2万500点/▲19.5
4着 EX風林火山・勝又健志(連盟)1万2000点/▲48.0
【2月6日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +940.7(70/96)
2位 U-NEXT Pirates +347.7(70/96)
3位 セガサミーフェニックス +338.9(68/96)
4位 TEAM雷電 +77.2(70/96)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +20.6(70/96)
6位 渋谷ABEMAS ▲141.0(72/96)
7位 EX風林火山 ▲277.1(72/96)
8位 KADOKAWAサクラナイツ ▲362.2(70/96)
9位 BEAST X ▲984.8(70/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





