試合はまず茅森が跳満をツモり先行。瀬戸熊は南1局に茅森のリーチへ真っ向勝負。満貫をツモり肉薄した。流局がなくテンポ良く進んだ試合は、オーラスにトップ目からラス目が5900点差以内にひしめく混戦となっていた。
南4局、瀬戸熊は赤とドラを抱えた平和のイーシャンテン。誰もテンパイができないうちに局は終盤へ。14巡目に待望の3・6筒待ちテンパイを入れると、力を込めてリーチ宣言だ。山には3枚も残っている。「トルネードこい!!!」「つもりそう!」「こい!」「つもれクマ」と熱烈な声援を背に、6筒を叩き付けたのは16巡目だった。リーチ・ツモ・平和・赤・ドラの1万2000点でダントツとなると、次局は堀の仕掛けに差し込んでゲームを終わらせた。
試合中とは打って変わって、穏やかな表情で勝利者インタビューを受けた瀬戸熊。「大黒柱のともくんがコケて、3桁チャレンジに失敗して、キツい場面で回って来たなと思ったのですが、なんとか攻め切ってうまくまとまりました」とコメント。南1局の満貫ツモについては「1筋、2筋と押すうちにテンションが上がって、押し切りました!」と照れ笑い。「僕はチーム内で一番裏ドラが乘っていない、今日も1回でも乗れば跳満だったのに…」と自虐も交えつつ、その表情はどこまでも上機嫌だった。
セミファイナルが近づく今、ポイント状況に合わせてチームの方針も再考する時期だ。それでも瀬戸熊は「雷電はここまでもチーム全員でカバーしあいながらやってきた、その姿勢に変わりはない。誰かがラスを引いたら誰かが頑張って、トップか2着を持ち帰る。その調子でやっていければと思います」とこれまで通りの戦い方を強調した。
【第2試合結果】
1着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)3万7700点/+57.7
2着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)2万5300点/+5.3
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)1万8900点/▲21.1
4着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)1万8100点/▲41.9
【2月7日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +940.7(70/96)
2位 U-NEXT Pirates +347.7(70/96)
3位 セガサミーフェニックス +310.3(70/96)
4位 TEAM雷電 +81.4(72/96)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲26.0(72/96)
6位 渋谷ABEMAS ▲141.0(72/96)
7位 EX風林火山 ▲277.1(72/96)
8位 KADOKAWAサクラナイツ ▲291.2(72/96)
9位 BEAST X ▲984.8(70/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





