Krushフライ級王者やMAX−55kgトーナメント準優勝の大久保と、ボクシング出身のMMAファイターで朝倉未来率いるJAPAN TOP TEAM所属の竹見の対戦。大久保のアグレッシブな攻撃に対し、ボクシング技術を活かした一発がある竹見。両者の試合は緊迫した攻防が続き、最終3ラウンド。開始ゴングかと思われたそのときに“珍事”が起きる。

 両選手にらみ合い臨戦態勢にも関わらずなかなか第3ラウンドのゴングが打ち鳴らされない。程なくして「ただいまリングの調整で試合を止めています」と聞いたことのないアナウンスに、大久保が手を広げて「どうしたの?」と困惑のジェスチャー。

 ABEMA実況席の魔裟斗は「何かオチてるんですかね…」と状況を掴めない様子。ファンも「リングが壊れた?」「調整って何」「何待ちなの」とざわめき始める。

 すると魔裟斗は「リングを作るときは木の板を敷き詰めてるんですけど、その板がズレたんですかね。何か(スタッフが)押してましたから」とコメントすると実況の赤平大アナウンサーも「そんなことがあるんですね…」と驚いた様子。

 会話の間を持たせようと再び赤平アナが「それくらい(選手たちが)荒々しくぶつかったということですか」と話を振るが、魔裟斗は「いやそういうことではないです(笑)」とキッパリ。リングの板が“ズレる”というハプニングは異例中の異例だったようで「僕も18歳から相当見てますけどはじめてです。28年見ててはじめて」と困惑気味に続けた。

 長い中断となり、両選手が一度リングを下りてインターバルを取るシーンも前代未聞。試合は6分の中断の後に再開され、大久保が左の三日月蹴りで竹見をKOし試合を決めた。大久保にとってはK-1グループ参戦以来12戦目にして初のKO勝利、通常では考えられない長い中断のトラブルも味方につけ勝利を引き寄せた。

 また大久保は試合後「KOってこんなに嬉しいんだなって。お前は倒せないとかSNSで言われて悔しくて。途中でハプニングがあって、冷めてしまったなと思われたら残念ですけど、倒せてよかったです」とコメント。続けて「竹見選手、いろいろと言ってしまいましたが、アウェイのリングに上がってきてくれてありがとうございます。あと朝倉未来選手、ブレイキングダウンだか分からないけど、もっと強い選手を呼んできてほしいなと思います」と語った。

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【映像】突如、リングに“異変”が発生
【映像】突如、リングに“異変”が発生
「止めた方がいい!」ノーガードからの衝撃KO “サンドバック状態”に放送席も声を荒げる
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