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【映像】強くなった気分に?藤井竜王・名人の「9七銀」

 誰もが共感できる名セリフだ。全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Bリーグ1回戦第1試合、関東A 対 中部が2月8日に放送された。チーム中部の控室では、絶対王者の藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)の対局を見守っていた青嶋未来六段(29)が「見てるだけで強くなった気分になる…」とポツリ。共感力の高いコメントに、ファンからも多数の反響が寄せられた。

【映像】強くなった気分に?藤井竜王・名人の「9七銀」

 両軍4勝4敗と、フルセットにもつれ込んだ第9局。中部からは絶対的エースの藤井竜王・名人、関東Aからは千葉県四街道市出身の木村一基九段(51)が出し、運命の一局に臨んだ。タイトル戦の舞台でも激突した好カードは、藤井竜王・名人の先手で角換わりの出だしに。チームの勝利を決める大勝負は、藤井竜王・名人が▲1二歩の鮮烈な指し手から冷静にポイントを重ねてリードを広げていった。

 藤井竜王・名人の正確かつ厳しすぎる手順に、解説を務めた遠山雄亮六段(45)は「そうか、もう駒得とかではなく(藤井竜王・名人は)“相手の玉を仕留める王”なんですね。どんどん勝ちに行ってるんですね」と感服。最短で勝利へ突き進む様子に、木村九段も苦しい時間が続くこととなった。

 終盤に突入後も持ち時間を残し落ち着いた様子の藤井竜王・名人に、チーム控室も不安はない。藤井竜王・名人の師匠で監督の杉本昌隆八段(56)は「▲1二歩がすべてだったような気がするね」。青嶋七段からは「いや~、見てるだけで強くなった気分になるな~」のコメントが飛び出した。

 あまりにも共感性の高いフレーズに、ファンも即反応。「アオちゃんいいこと言うねw」「強くなった気分わかる」「強い気分にw」「青嶋正直w」「聡太になった気分」「俺らもそんな気がするもんな」「そのセリフおれらのだ」「漫画と同じだw」と多くの反響が寄せられることとなった。

 対局は藤井竜王・名人はそのまま勝ち切り勝利。個人3勝とチームに貢献し、中部は通算5勝4敗で予選決勝進出を決めた。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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