41分、0-17とリードされていたスコットランド代表は、ゴールポスト手前、5メートルラインでペナルティからFWが突進した。ラックになった後、ボールは左サイトに展開。ラインに入っていたマクドウォールがボールを受けると、大外で待っていたファン・デル・メルヴァにパスしたが、これがなんともおしゃれだった。
相手ディフェンスラインの注意を引き付け、自らタックルを受けると、ボールを保持していた左手をひょいと裏返すようにバックトスでパス。できるだけファン・デル・メルヴァにスペースを与えるためのプレーだったが、これが見事に決まり、トライにつながるプレーとなった。決定機に、こういったトリッキーなパスが出せるのも、普段から想像力豊かなプレーを心がけているからこそ。パスが通った瞬間から、多くのファンが大興奮の声を出しまくっていた。
(ABEMA/WOWSPO/ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ)