■元職員「NHKの中でも問題になるのでは」
アメリカ政府からジャーナリスト、メディアへの金の流れとともに話題になっているのが、BBCが発起人となったメディアの国際団体TNI(トラステッド・ニュース・イニシアティブ)についてだ。TNIが偽情報対策と称して情報検閲・言論弾圧をしているという話が飛び交い、ここにはAP、AFPなどに加え、NHKも2022年から参加していることから、日本国内でも日を追うごとに注目度が増した。元NHK職員でもある立岩氏は「とにかくBBCに近づきたいというのがNHKだ。BBCが中心になっているものには、我先に入りたいと思う。たぶん、そんなに詳しくTNIの中に入っているわけではないから、気がついたら実はアメリカ政府のお金が入っていたということで、今回のことでNHKの中でも問題になるんじゃないかという気がする。NHKは日本政府からお金が入っていて、これだけでもかなり批判を受けている。ここにアメリカ政府からお金を受けている活動に参画しているとなると、NHKは把握した時点で議論になるだろう」と述べた。
またファクトチェックを専門とする立場として、TNIという組織そのものについては、「偽情報だろうがなんだろうが『削除する』『この世から消す』という発想自体がおかしい。偽情報を削除するというのも、削除された側から見れば弾圧に見える現実がある。それが結局、陰謀論を強化していく。しかもそこにアメリカ政府のお金がかなり大きく影響しているとなると、TNI自体の真理というか、外から見える姿がやっぱりちょっとおかしくなるとNHKも考えると思う」とも説明していた。
(『ABEMA Prime』より)
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