ファンにとってはたまらない夜になったはずだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」2月14日の第2試合はBEAST X・菅原千瑛（連盟）がトップを獲得。混戦の終盤、ダマテンで三色同順の満貫をツモりリード。オーラスはライバルのリーチに対する“お祈りタイム”を経て逃げ切った。試合後はファンからもらった赤い髪飾りを披露、キュートな笑顔で喜びを口にした。
第1試合は鈴木大介（連盟）がオーラスにトップ逆転へ裏ドラか一発が必要なリーチをかけ、しっかりツモを決めたものの条件は満たせずに2着。それに続く当試合は起家からTEAM雷電・黒沢咲（連盟）、セガサミーフェニックス・醍醐大（最高位戦）、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人（連盟）、菅原の並びで始まった。菅原は東1局、佐々木の対々和に放銃して5200点を失う。最初の加点は東4局の親番、1つ仕掛けたタンヤオ・赤・ドラの5800点を黒沢から決めた。
南1局はドラの南が暗刻の大チャンス。三万をチーして、3・6筒待ちのテンパイを組むと、終盤に6筒をツモり満貫のアガリ。ファンを「きたー！！！」「ぴろえー！！」「ないす」「ひろえたん！ひろえたん！」「ひろえ(しか勝)たん！ひろえ(しか勝)たん！」と熱狂させた。このアガリで四者がほぼ横並び、大混戦となった。
決定打は次局の南2局。345の三色同順が色濃く見えるイーシャンテンから、7巡目に五万を引いてテンパイ。5索を切れば1・4・7索待ちの絶好三面張、2索を切れば4・7索待ちで枚数は減るが、三色同順が確定する。ここで菅原は高目追及の打2索、リーチはかけない選択とした。実況の日吉辰哉（連盟）は「ヤミテーン！怖い！」と絶叫した。菅原は次巡に4索をツモアガリ。ツモ・平和・三色同順・赤の8000点で一歩抜け出した。
今にも泣きそうな顔の菅原Mリーグ 日程
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