居場所を求め続けた幼少期「男らしくしないといけないって一生懸命考えていました」

【写真・画像】はるな愛が明かす「こども食堂」をやる意味「何か1つでも子どもたちのために居場所を作れたら」幼少期の苦しみといじめ経験が原動力に 2枚目
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 自身の店が、心休まる場所。そう話すはるなは、幼少期からずっと「居場所」を求め続けてきた。

 1972年、大阪で生まれたはるな。実家は飲食店を営むも、度々電気やガスを止められるほど、家計が苦しかったという。

そして、貧困とは別に、はるなを悩ませていたのは、心の中に浮かぶのは「自分はどうして女の子じゃないんだろう」という疑問。

はるな「ウチの親は田舎で育って『男は男らしく女は女らしく』って。母は化粧した男の人を気持ち悪いっていうような人だったので、『自分が女の子になりたい』とか『女の子のおもちゃが欲しい』とか絶対家では言えないんですよ。でも小学校入る時におばあちゃんにランドセルを買ってもらったのが真っ黒だったので、『男なんだ』っていう現実を渡された感じがして。本当の自分は誰にも言えないして、ましてや団地でコミュニティーが狭くて
『女っぽいな』って言われたら、おっちゃんから『お前はオカマかいな』とか『女の腐ったやつやな」とか言われて育ったので、男らしくしないといけないって一生懸命考えていました」

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