過酷ないじめから逃げた先で出会ったショーパブ「そこで働くニューハーフの人たちがすごく綺麗で…」

【写真・画像】はるな愛が明かす「こども食堂」をやる意味「何か1つでも子どもたちのために居場所を作れたら」幼少期の苦しみといじめ経験が原動力に 3枚目
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 その悩みを周囲はからかい、中学生になると、はるなはいじめの標的に。掃除用具入れに閉じ込められたり、石灰を顔に押し付けられたという。孤独感を抱き、逃げ込むように通ったのは、両親が経営していたスナックだった。

はるな「いじめられていたんですけど、親がスナックやっていて、そこで歌を歌っていたりしていたら、お客さんが『賢ちゃんと同じ人がいるお店があるから行けへんか』って行ったのがニューハーフの店だったんです」

 自分と似た境遇の人がいると知り、学校外に居場所を見つけたはるな。

はるな「中学2年の時(ショーパブ)に行った時、そこのニューハーフの人たちがすごく綺麗で、笑顔で自分らしく生きて、みんなが笑顔で拍手したりしている場所があるんだって。今まで自分の中で、みんなから怒られるっていう怒り顔(のイメージ)しかなかったんですけど、そういう場所があるんだと思った。『明日からおいで』って『色々教えてあげる』って、部活で入っていた吹奏楽部も辞めてそこに行き出したんですよ。そうしたら不思議といじめがなくなったんです」

 その後、高校を中退するとショーパブで働きはじめ、やがて芸能の世界へと進んだ。

「何か1つでも子どもたちのために居場所を作れたら」はるな愛が「こども食堂」を始めた理由
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