“コメンテーター全員が結果を出している経営者”というトーク番組、ABEMA『For JAPAN #43』が2月21日に放送。2月期は「地方再生」をテーマに、同回はシルバー民主主義に焦点を当て、回覧板や町内会の在り方に関する議論が展開された。
NALU株式会社代表取締役の堀智子氏は、「富山の私が住んでいた所は、未だに回覧板メインで情報が回っている」と、地域の連絡手段への不満を漏らす。「くじ引きで町内会の副会長になった時、毎週平日19時に町内会に集まるという風習があった。内容があるのかないのかわからない用で、しかも19時という母親にとって大変な時間。今の時代、LINEもあるわけだし、『テレビ電話で会議を』という提案をしたが、『個人情報が〜』『LINEを教えたくない人がいるから』ということで、提案が削除されてしまった。それは小学校のPTAも同じで、『若い人がなんか言ってる』と、提案すらも届かないのが田舎の組織だ」。
一方、株式会社ハウジングサクセス代表取締役の金子徳公氏は、「回覧板の良さは残していいと思う」という見方だ。「LINEやZoomに移すまでは、ふれあいの時間を持ちながら心の距離を縮めて、その良さを教えてあげることで徐々に変わっていく。ふれあいはふれあい、技術は技術、その融合が大事ではないか」と話す。
一般社団法人ドナーレ代表理事で日本維新の会所属の衆議院議員・奥下剛光氏も同様に、「回覧板の違う角度の良さとして、家に車はある、自転車もあるけど、回覧板が取られていないという時に、中で倒れているんじゃないか?という判断基準の1つにもなる」とメリットに触れた。
古舘伊知郎「回覧板の気持ちがわかる」
