これに番組MCの古舘伊知郎は「今の話を聞いていると、自分が退場しなきゃいけないかなと。この中では年代が一番上なので」と、自身の立場を振り返った。

 一方で、日東精工株式会社代表取締役社長の荒賀誠氏は「変えてはいけないものもある」と投げかける。「それは経営理念だったり、創業理念。それらは大切にした上で、具体的なアクションを変えていく。そこを分けないと、軸がぶれてしまうのではないか」。

東京シェアハウス合同会社代表の森山哲郎氏
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 また、東京シェアハウス合同会社代表の森山哲郎氏は、「買われていないのは現役世代」という見方だ。「東京と八ヶ岳の二拠点生活で、高齢者の方と話すことも多い。皆さん、縄文時代の話や神話、歴史考察がすごく好きで、次世代に思うことは“この人たちに任せていいか”という視点だと思う。やはり経営者は短期的に資本主義ベースで、“こうやったら儲かる”“こうやったら人がたくさん来る”という提案をしていると思うが、高齢の方から見ると、“日本人が何百年、何千年と引き継いだものが途切れるんじゃないか”“任せきれないんじゃないか”という思いがある気がしている。現役世代にも高齢の方にも、提案する時には“歴史や伝統をベースにこう残していく”という思想を持つことが重要ではないか」と述べた。

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