「変わろう、知ろうとしない時点で、若かろうが高齢者だろうが老衰」 日本のITリテラシーにマイクロソフト出身経営者が苦言

　“コメンテーター全員が結果を出している経営者”というトーク番組、ABEMA『For JAPAN #43』が2月21日に配信。2月期は「地方再生」をテーマに、同回はシルバー民主主義に焦点を当てつつ、デジタル化の意識・進め方について議論が交わされた。

【映像】「政治家が高齢者しかいなくなる」 経営者が苦言

　アーカス・ジャパン株式会社代表取締役社長の松原晋啓氏は「老衰ジャパンを何とかせよ」と大胆な意見を投げかけつつ、「高齢者にも例外はある」と話す。「日本のITリテラシーは、先進国でも発展途上国でもなく、完全な後進国。変わろうとしない、知ろうとしないという時点で、若かろうが高齢者だろうが老衰だ。変わろうとしない人が悪い」。

　続けて、「ITは情報漏洩などセキュリティの問題はあり、知らなければ怖い道具だが、知ればむちゃくちゃ便利だ。じゃあITリテラシーが何を指すかというと、ITにも種類があると知ること。パソコンを入れた、メール入れた、LINE使った、ということで満足しているが、それは道具を使っているだけで、IT化とは言わない」と指摘した。