しかしこれにめげない鈴木大介は東2局に満貫をツモ。東4局1本場にも同じく満貫をツモり、一人大きく抜け出した。ここ数戦、たとえリードを広げてもライバルの劇的とも呼べる逆転打に屈していた鈴木大介。さらにトップ目を盤石とするため、その後も積極的に前へ出る。南2局はドラ7筒を使い切る形で、2つピンズをチー。三・六万待ちとしたところで、瀬戸熊から三万が出てロン。タンヤオ・赤・ドラ2の8000点でダントツとなった。結果的にこのアガリが決勝点。南3局2本場に堀が満貫をツモり、南4局は8400点差まで迫られるも、南2局のリードを活かして逃げ切った。
1月27日以来、久しぶりの勝利者インタビュー。鈴木大介は「最近トップを取るのが難しくて…。2着で取りこぼすというか、展開のアヤで2着が多かった。今回も瀬戸熊さんのカン7索はグっと来ましたね」と、リード後の立ち回りは決して楽ではなかったことを明かした。緊張から解き放たれた二刀流雀士はいつも以上に饒舌で、試合を早口で振り返り、まだ興奮冷めやらぬといった様子だった。
「今後は出る試合全部トップを取るつもりで」高らか宣言Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




