日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 2025」、予選Aリーグ2位決定1回戦、関西B 対 九州が2月22日に放送された。関西Bが2連勝して迎えた第3局、先手番だった九州の都成竜馬七段(35)が意表を突く出だしで関西B・宮本広志五段(39)を撹乱。解説を務めた井出隼平五段(33)は「これは嫌がらせです」と指摘したことで、ファンが爆笑した。
都成七段は居飛車、振り飛車どちらも指しこなすオールラウンダー。ただ、フィッシャールールでは、考慮時間が長くなるくせがなかなか抜けず、公式戦のような結果が出せていない。対戦した宮本五段は若い頃からよく知る存在。2人とも奨励会の幹事を務める立場でもあり、後輩たちも見るこの対局で、今度こそいい将棋を見せようと意気込んでいた。
居飛車、振り飛車どちらも指せる都成七段に対し、宮本五段は完全な振り飛車党。すると都成七段は初手から▲9六歩と端歩を突くと、△3四歩に続く3手目、さらに歩を伸ばす▲9五歩という手を選んだ。これを見た解説・井出五段は「なんか、あらぬところの歩を突いて。あー、2個突いちゃいましたよ。あはは」と、笑いながら説明。続けて「相手が宮本さんで振り飛車党。なので、嫌がらせです。純粋なる嫌がらせですね(笑)」と独特の表現で奇襲について語った。
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