体験初日、池村さんは「最初はみんな『くせーくせー』『こんなのできねーよ』って言いながらやるが、頑張ってもらいたい」と呼びかけた。最初の試練が「秘伝のくさや汁」の独特のニオイの洗礼だ。このくさやのタレは300年の歴史があり、池村さんの曽祖父が150年前に知人から譲り受け、以来継ぎ足して使い続けている。「泡ととろみがすごい。色味も濃い」「強烈な香りがする」と驚く参加者たちに、池村さんは「このタレが1滴でも飛ぶと1日くさい」と紹介する。
そんなくさや汁をなめてみると、「ぜんぜんイケる。おいしい」「塩水ですね」と笑顔に。この反応に、池村さんは「みんなセンスある。めちゃくちゃ有望だ」と喜ぶ。
根気と丁寧さが求められる“くさや作り”
