■ひろゆき氏「潰れるのだったら私立から先」
日本維新の会・吉村洋文代表はXで「形式上、定員割れを少なくしたいなら募集枠を減らせばいい。大事なのはそこじゃない。教育の質。切磋琢磨で高める。既に動き出してる。親の経済事情によらず、子供達が頑張れば行きたい学校にいける社会を目指す。全国での所得制限なき授業料の無償化。実現を目指す」とコメントを出している。
では、公立は私立よりも先に統合もしくは廃校になっていくしかないのか。石川氏は、地域ごとに公立校がある意味を語った。「岩手などなら、都市部まで通うのが非常に大変で、1時間以上かけて通うとか、下宿しなくてはいけない。地域に小さな学校は残っていて、そういう学校はぜひ残してほしい」。さらに私立の理事長ながら、公立の存在意義も強く感じている。「公立あっての私立だと思っている。公立はやはりスタンダードとして、ちゃんと国の目指すところを具現化する教育をやらなくてはいけない。公立ならではの支援の学校・学級や、あるいは農業とか工業という学校も必要なので、公立はいろいろな面を担ってほしいし、そこを描く人材を育成していかないといけない。本当はそこにお金を一番投下した方がいい」。
ひろゆき氏は、公立校と地域の関係性を重要視した。「潰れるのだったら私立から先に潰れるべき。子どもが増えていない以上、潰れるのは確定事項。ある程度の統合は必要だが、やはり限界はある。赤字でも教育は維持しなければならないとなると、私立は無理だけど、公立は赤字でもやり続けられる。高校や中学がないというエリアは、もうそこに子どもを育てに住もうという人が現れなくなる。そうしたら、もうその地域は基本的にあと20年後には滅亡する。高校、中学が維持できない時点で、この地域は死ぬだけだと確定してしまう。なんとかして残すことをやらない限り、地域はどんどん死んでいく。国力は人口✕教育レベル。公立の教育にどんどんお金を使うという方を優先して、それでも余るのだったら私立もいいよね、くらいでいいのではないか」。
■公立離れはどうすれば止まる?
