■暴言・暴力に悩む夫 妻が突然、子どもを連れさる事態に
内閣府男女共同参画局「男女間における暴力に関する調査報告書」によると、配偶者からの暴力被害は、男性の5人に1人が経験ある(女性は4人に1人)。男性は「暴力があった」18.4%、「なかった」80.7%、女性は「あった」25.9%、「なかった」72.5%だ。
DV被害者のAさんは、配偶者から「皿などの物を投げつけられ、やめさせようと腕をつかむと『殺される』と主張」「『生きる価値がない』など存在否定」「結婚生活の後半は家事をボイコットされ、子育て、家事などを全て一人で行う」などの行為を受けた。
現在は離婚調停中だという。「気に食わないことがあると、すぐ怒鳴り散らし、殴る蹴る、ものを壊すなどをしてくる。やめてと言っても聞かず、物理的に手をつかむと、『助けて、殺される』と叫ぶ。日常的に無視されたり、子どもに悪口を吹き込んだりされた」。怒鳴り声は結婚前から見られたが、「当初は同居しておらず気にならなかったが、結婚や出産で、徐々に悪化した」という。
■妻の暴力に苦しんだAさん
