一言でいえばこの試合は、佐々木の独壇場だった。東1局に2000点の先制から始まり、東2局1本場はうまく待ち牌を選んだ七対子で堀から6400点(+300点)のアガリ。その後も小刻みに加点しリードを広げる。
東4局1本場の親番、魔王の業火が勝又を包んだ。佐々木はダブ東が暗刻、赤が1枚ある六・九万待ちをテンパイ。端牌の九万が雀頭の亜リャンメン待ちのため慎重にダマテンとする手もあるが、七万が自分から3枚見えており場況は絶好、即リーチに打って出た。これに窮したのが勝又、対子の九万に手を掛けさせて魔王が「ロン!」だ。リーチ・ダブ東・赤・裏ドラで1万2000点(+300点)のアガリ、これで持ち点は5万点に迫りダントツ状態となった。
その後も2発目の親満貫を含む5回のアガリが決まり、この試合は16局中9回が佐々木のアガリ。南4局、自身の親は丁寧にベタオリを選択し、チーム内最多の個人7勝目とした。試合後は「久しぶりじゃないですかね?あんなに気持ち良くアガれたのは」と感想を述べた。アガリ回数が9と伝えられると「ありがとうございました」と頭を下げた。これには視聴者も「9和了!?」「9とかめったにないぞw」「楽しかったやろなあ」「9はえぐいわ」とびっくり。
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