内田氏は取材を行い、破談になった背景を探った。「日産は膿出しをしていない。本当に利益を出せる筋肉質の会社になるには、工場の閉鎖や不採算の国からの撤退、大量のリストラが必要で、それにはばく大なお金がかかる。どこまで損が出るかが明確にならないうちに提携するのは、ホンダにとってリスクがありすぎると、おそらく株主からの大反対があったのではないか」と推察した。
その後、ホンダ側は「子会社だったらいい」となったが、「それはさすがに(日産側も)急には受け止められない。日産の取締役会でも、63人の役員がほとんど要らなくなる提案を『いいね』と決議されるわけがない。そうして破談になったいうのが筋かな」と説明する。
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