この日の白眉は南4局だ。3着目で親の多井が發とドラの9筒をポン。トップ目の堀はこれに放銃してしまうと3着落ちしてしまう。ここで堀は三・六万の亜リャンメン待ちで平和をテンパイしたが「持ってきたら替えようと思っていた」という4筒を引くと、1・4筒待ちへ迷いなくスイッチした。三万は多井に危険牌だったが、この決断がアガリを呼び込んだ。五・八万待ちでテンパイしていた多井が4筒を掴むと、堀が平和・赤の2000点で「ロン!」。鮮やかなアガリに視聴者は「ナイスー!!」「すげええ」「天才だ!!」「うますぎる!!」と熱狂に沸いた。
チーム13戦ぶりのトップ。試合後の堀は「なんとかつながった、という感じです」と切り出し、さらに「(レギュラーシーズン突破は)相当厳しいですが、チームの4人、関係者も含めて、応援してくださっている人もそうだと思いますが、誰も諦めてはいないので、とりあえず一生懸命やるしかない」とコメント。南4局の待ち取りについては「絶対にオリる気はなかった。良い形だけを考えていた」と、ノータイムで切ることができた背景を明かしていた。
「どうしてもトップが欲しいという状況が続きますが、ラスを引いてしまうと、その分トップを余計に取らなくてはいけなくなる。難しくなりますが、前のめりに行って、なるべく勝ち上がれるように」と残り12戦の戦い方を示し、またファンに対しては「まだ誰も諦めていません」と改めて決意を伝えた。恒例の「うれしいです」は封印したが、それだけ現状のシビアさと内に秘める思いが表れたインタビュー。ファンからは「堀さん。応援してるよ!!がんばってね!!」「この人しかいない」「サクラがんばれ」「かっこいいなぁ」と反響が寄せられていた。
気になる個人、チームポイント状況Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




