これぞ“小さな天才”からできたサーカスプレーだ。「大和証券Mリーグ2024-25」、3月3日の第2試合に出場したKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)が、一度崩した役牌を鳴き直し、アガリにつながる絶妙の打ち回しを見えた。
堀といえば、高い雀力に支えられ、所属団体のタイトルも獲得した経験を持つ。Mリーグに入ってからも、その雀力で何度もチームを後押しし、優勝時にも大きく貢献した選手だ。今シーズンは、レギュラーシーズン突破も危うい状況。第1試合で渋川難波(協会)がラスを引き、とにかくトップを取って帳消しにしたいところだった。
トップ目で迎えた南1局、6巡目に親番のTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)から先制リーチが入った。絶対に放銃できない堀は、7巡目に暗刻で持っていた中から1枚外して後退。渋々アガリを諦めかけた。ところが次巡に持ってきたのはドラの2索。中の暗刻を維持していれば、このドラ2索引きで五・八万待ちのテンパイを入れていたところだった。
堀慎吾のサーカスプレーMリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




