“アムロがガンダムを操るすごいパイロット”だということは、アニメ「機動戦士ガンダム」を見たことがない人でも聞いたことがあるだろう。しかし、初めから何でもこなせるパイロットだったわけではない。ときには、狂ったようにビームサーベルを振り回していたことも……。
【映像】狂ったようにサーベルを振り回すアムロ(17分27秒ごろ~)
同第6話では、ホワイトベースが地球に降下するため大気圏に突入した際、シャア・アズナブル(CV:池田秀一)の強襲を受ける。なんとか無事に大気圏を突破したが、降り立ったのはジオン公国軍の空域だった。一難去ってまた一難、ホワイトベースはガルマ・ザビ(CV:森功至)の率いる部隊に襲撃される。
ホワイトベース艦内では、「ガンダムを出動させれば事は済む」と主張するリード(CV:玄田哲章)と、「アムロには休息が必要」と訴えるブライト・ノア(CV:鈴置洋孝)が真っ向から対立。そのやりとりをセイラ・マスから聞いたアムロ・レイ(CV:古谷徹)は自ら出撃を直訴した。
それでも決断しきれないブライトに対し、ハヤト・コバヤシ(CV:鈴木清信)はアムロの負担を考慮しながら、2人で操縦するガンタンクでの狙撃を提案し、了承させた。接近戦にはならないと見越した提案だったが、ガルマ部隊は空と陸の両面から攻撃を仕掛けてきた。
地上部隊のマゼラアタックに対し、小回りの利かないガンタンクでは包囲網を突破は困難。結局ブライトはアムロにガンダムでの撃破を要請した。アムロは「ブライトははじめっからハッキリしていりゃ……」と苛立ちながらも、ガンダムに乗り込んだ。
宇宙とは異なり、地球の重力に最初は戸惑うアムロだったが、次々とドップやマゼラアタックを撃破し、味方のピンチを救っていく。しかし、そこにザクが加わり、ジオン軍の攻撃がガンダムに集中すると、さすがのアムロも防ぎきれず、気を失いかけてしまった。
命の危機を感じたアムロが覚醒