信頼性を判断する3ポイント
このような悪質なデマに惑わされないようにするためにはどうすればよいのか、日本ファクトチェックセンター編集長の古田大輔氏に聞いた。
古田氏は「まず知っておいてもらいたいこと」として「ネット上には大量の間違った情報が拡散しており、それをわざと拡散させている人たちもいるということ。そのため目にしたもの、それが画像や動画があったとしても、それが本物であるとは限らないことをまずはしっかりと考えてほしい。その上であなたが善意から情報を拡散させたとしても、それが間違った情報だとしたらそれは悪影響を広げてしまう」と述べた。
その上で、「情報を見たときに信頼性が高いか低いかを判断するときの方法」として3つのことを確認するようアドバイスをした。
「一つは『発信者』を確認する。発信者の人はその情報を知り得る立場の人間なのか。次に『根拠』を確認する。その人が根拠にしている情報というものをちゃんと自分で見て、それが本当に根拠たり得るものなのかを確認する。そして3つ目は『関連する情報を確認する』。警察とか消防とか地元の自治体などの公的機関、もしくはそういった公的機関に取材をした上で記事を書いている報道機関の情報を確認して、それを複数比較しながら、信頼性が高い情報か見極めてほしい」

