偽情報を拡散・発信する3タイプ
日本ファクトチェックセンターの古田氏によると、偽情報を拡散・発信する人は以下の3つに分類されるという。
・「故違反」…選挙で当選したい・相手を落としたい。ビュー数を集めて広告費を稼ぎたいなど、何かしらの意図がある。
・「確信犯」…正しいと信じ込んで類似する情報を集めて拡散を促進させる。
・「愉快犯」…騙される人たちを見て面白がっている
また、総務省の令和6年版 情報通信白書によると、能登半島地震でのSNSの利用実態としてはSNS利用者の42.7%が真偽不確かな情報を見かけたといい、その内25.5%が知人・不特定多数に拡散したという。拡散してしまった理由としては、「他の人にとって役に立つ情報だと思った」「その情報は興味深かったから」「間違った情報である注意喚起のため」が多数だという。
JX通信社 代表取締役の米重克洋氏はデマに騙されない方法として以下を紹介した。
「フィルターバブル、つまり自分が信じた自分の考えに近い情報をインターネット上で集めやすくなってしまうというアルゴリズムの働きがあることをちゃんと知って情報収集に当たる」
「一拍置く。その情報について、自分の中で白黒判断しない。そういう情報を自分の行動につなげる、信じることは、1回ちょっと待つ」
「事実と意見を切り分ける。何が起きているかは誰がどのように取材しても、事実は事実。ただ一方で、やはり人間は自分の意見に合致するような情報を正しいと評価しがちで心理的なバイアスはある。それは事実なのか、それは意見なのかを切り分けて、見極めていくことが大事だ」
(『ABEMAヒルズ』より)


