退職金課税の見直しを巡り、議論が行われた先週の国会。見直しの施行時期に当たると指摘されたのが「氷河期世代」だ。
氷河期世代とは、バブル崩壊後の1990年代から2000年代、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行っていた50代前半から40代の世代を指す。当時、正社員としての就職先が少なく、多くの人が望まない形でフリーターや派遣社員となり、現在も安定した職に就いていない人が多いのが現状だ。
政府は現在、こうした世代に対し、ハローワークで専門の窓口を設けるなど、安定した就職に向けた支援を行っている。そんな中飛び出した退職金課税の見直し。ネットでは次のような声が上がっている。
「氷河期世代がそろそろ退職を考え出すと退職金課税とか言い出す」 「退職金増税まで。年金も怪しい。氷河期世代の人生なんだと思ってる」
この見直しが氷河期世代に対してどのような影響を及ぼすのか?

