ゼレンスキー大統領の目的は停戦後、ロシアが再び攻めてこないようにアメリカから安全の保障を取り付けること。そのためにはウクライナに眠る鉱物資源をアメリカに譲ってもいいと、トランプのディールに乗る覚悟はできていたが、異例の口論でまさかの決裂となった。

 怒ったトランプ大統領はウクライナへの軍事支援を一時停止。アメリカからの支援に頼ってきたウクライナにとって、国の存続がかかった大ピンチに。

 この出来事にロシアのメドベージェフ副議長は「恩知らずな豚が、豚小屋の主人からしっかりと平手打ちをくらった」、ザハロワ報道官は「(ゼレンスキー大統領は)何が起きているのかの見極めができない人物で、誰に対しても無礼で暴言を吐き、餌をくれた手にかみつく。政治的、外交的に完全な失敗だ」とコメントしている。

 ゼレンスキー大統領は謝罪は拒否したものの「遺憾」の意を表し、前線のウクライナ兵士がアメリカに感謝の言葉をSNSでアップするなど、後始末に追われている。

口論の原因とは?
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