国際政治学者の舛添要一氏は「ゼレンスキーさんが通訳を使わなかったこと。これが全部の発端」と、通訳を使うのが外交の基本ルールだとしてメリットを紹介した。

 その理由の1つ目は相手の言語がわかっていてもあえて通訳をはさむことで、通訳の時間を利用して反論などを考える時間が生まれること。2つ目は「カッとならないで済む。通訳を入れている間にクールダウンできる」と説明。3つ目はマスコミに対するもので「たとえば英語と日本語でやったときに、日本語がわかる記者がどれだけいるか。きちんと同時通訳をやると、記者も正確に書ける」と解説した。

 また、中国の王毅外相を例に出して「彼は日本語が完ぺき。でも日本に来たとき、一言も公式の面前でしゃべらない。同じことをやっている。全部わかっているから『岩屋外務大臣にどう反論してやろうか』と通訳の間を使う、利用する」と説明。

 「通訳は極めて優秀な、高い金を出していいから払うべき」と提言した舛添氏は、「ただ金をケチればいいってものじゃない。国益がかかっているのだから。何十万払ってもいいから最高の通訳を連れてくるべきだ」と話を締めくくった。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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